TVアニメ「弱キャラ友崎くん」公式サイト

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「弱キャラ友崎くん 2nd STAGE」
放送前スペシャルインタビュー!第2弾

  • 友崎くん2期放送に向けて、友崎演じる佐藤元さんと2期のキーパーソンになる4名のキャラのキャストの方々にそれぞれ対談インタビューを行い、2期の物語を紐解いていくインタビュー第2弾。

    P:今回は水沢孝弘役の島﨑信長さんになります。よろしくお願いいたします。
    佐藤:よろしくお願いします!
    島﨑:よろしくお願いします。

  • P:早速質問に移らせていただきます!「弱キャラ友崎くん」に最初に触れた時の印象を教えてください。
    島﨑:オーディションの時に初めて読ませていただいたんですが、これをアニメ化するってすごいなと思いました。友崎が努力してだんだんカッコよくなっていく姿とか、日南がメイクを変えることで印象が変わる描写とか、実写だったらすぐできるかもしれないけどアニメで違いをちゃんと表現するのって難しいんじゃないかなと思いました。ちゃんとやらないとできないなっていう印象を受けたんで、めちゃくちゃ意気込みのある作品だなと強く思ったのを覚えてます。一番最初にドラマCDを録ったんですけどその時にスタッフの皆さんとこれをアニメ化するのすごく楽しみですとお話させていただきました。
    佐藤:言葉の一つ一つがアニメっぽくないですよね。実写ドラマっぽくもある作品をアニメ化するということで、声優冥利につきるんですが、言葉でどれだけの人に作品やキャラクターの魅力を届けられるんだろうと1期の頃はドキドキしながら毎回演じてました。口調とかも微妙にちょっとずつちょっとずつアフレコの度に変えたり、誰かしらの影響を受けた喋り方もやって。

  • P:誰かしら……。
    佐藤:誰かしら(笑)死ぬほど研究しましたから!
    島﨑:恐縮ですね(笑)

  • P:音響監督の本山さんからも「佐藤さんカッコよくなりすぎてる」って指摘も(笑)
    佐藤:「信長さんに寄せすぎですかね」「んーまだそこまで強くなくていいと思う」みたいなやりとりしてました(笑)
    島﨑:ちゃんとコントロールしてくれるのは本当にありがたいです。これしかやるなっていうガチガチのものではなくて僕らを泳がせてくれた上で、でもここはこうしてほしいとかこういう表現の方向であってほしいとか明確な意思をディレクションから感じるので、そういう現場は安心します。

  • P:ありがとうございます。1期の振り返りというところでお聞きしたいのですが、水沢が友崎に対して「おもしれ―男」みたいに絡んでいくことから二人の交流が始まりますが、印象的なシーンなどありますか?
    佐藤:友崎の目線からしたら「なんでこいつ話しかけてきた?」って感じだと思うんですよ。きっかけとしては4話で友崎がエリカに対して人のこと馬鹿にするなとか、彼の信念たるもの全部詰まった自分の思いをはっきり伝える姿が何かしら水沢に響いたんだろうなと思います。それこそ2期ティザービジュアルの「変わりたい。でも自分は、曲げない。」っていうのが水沢の琴線にも触れてたんだなっていうのが友崎側としてはビックリでした。水沢って完璧で出来上がっているイメージなので。

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  • P:水沢も友崎に影響されて変わっていくみたいなのが一期にもありましたよね。島﨑さんはどう感じていましたか?
    島﨑:作中でも言ってますけど友崎って水沢にないものを持っているんですよね。クラスで目立たない存在だった友崎がスクールカースト上位のエリカに対して自分の思いをまっすぐぶつけるところで、水沢は友崎に対して強い興味を持つ。そのまっすぐなものが水沢もないわけじゃないんだけど、表現して周りに伝えることはしない。水沢はなんでも器用に80点くらいでこなせていけちゃうけどオンリーワンが無い人間で、十分すごいんですけど本人的にはこんなの少し学べば誰でもできると思っているんです。たしかに、実際友崎はどんどん学んで水沢化しているのでできちゃうことなんです。ただ、4話のシーンみたく、友崎がやることってオンリーワンというか、最大公約数でもないし上手く世渡りするような発言でもないし80点を狙うものでもなくて。ただただ自分の思いをまっすぐ伝える友崎にどこか憧れというか自分にはできないことだと感じたんじゃないですかね。案外水沢って内に熱いものを持ってたりするので、そこを表現していきたいという思いもあって友崎に興味を持ったんだと思います。

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  • P:1期11話の合宿回で水沢の本音が見えたりして水沢に共感する人も多いでしょうね。
    島﨑:人間だれしも周りにあわせて自分の意思じゃなくて最適解で動いたなってことがあると思うんで水沢に共感する部分はあるんじゃないですかね。原作読んでビックリした部分でもあるんですけど、こんなに友人男キャラが出張ってくるというか(笑)水沢みたいなキャラもちゃんと積み重ねて成長が描かれるのは友崎くんならではだと思いました。

  • P:たしかにただのイケメンキャラだけでカテゴライズされてないですよね。
    島﨑:友崎だけに焦点が当たってもおかしくないのに水沢にも当たってたのが印象的でした。

  • P:11話の合宿回でのお風呂シーンなどであるように友崎くんでは同性のコミュニティが描かれることが多いですが佐藤さんは演じてみていかがでしたか?
    佐藤:できあがってるグループの中に入るのって勇気のいることなので、水沢がさりげなくずっとフォローしてくれたのがあったからこそできたんだろうなと思います。うまくグループに溶け込めたのは水沢のおかげなので、友崎は尊敬の念を持っていると思います。でもあの合宿編で水沢にも水沢なりの悩みというか、どうすればいいかわからないといった思いがあるとわかって、同じ人間なんだと気付くんですよ。真似するベースは水沢にあるけれども水沢の悩んでいる部分を通して自分はどうなんだろうと考えたりして、友崎がそういう風に人生を考えていくスタンスをくれるのも水沢の魅力なんじゃないかと思います。

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  • P:水沢がワックスの付け方を教えてくれたりしますがああいうシーンもほかのアニメではあまりみないですよね。
    島﨑:アニメキャラでワックスを付ける前と後をきちんと表現してるのもすごいなと思います(笑)ハーレムアニメとかでありがちな異性だけのコミュニティしかないってのは実際にあったら大変だと思うんですけど、でもアニメっては世界の命運がかかってるとか、特殊な状況が多いので(笑)
    佐藤:それでいうと友崎たちは特別じゃないんですよね。普通にそこにいる子たちの等身大を描いていますから。
    島﨑:だから面白いよね。

  • P:島﨑さんは水沢を演じる時、意識していたことはありますか?
    島﨑:この作品に限ったことじゃなくてアニメのキャラクターってキャッチーな記号的な要素を持っていることが多くて、最悪その記号だけで成立しちゃったりもするんですけど、僕はその作品世界に生きている一人の人間を演じたいなと思ってます。たまに人間じゃなかったりもするんですけど(笑) 水沢だったら「ただのイケメン」という記号だけではなくて、それこそ4話の友崎とエリカのやりとりを目の当たりにして何を考えてるんだろうとか、それでどういう風に接し方が変わってくるんだろうとか。その瞬間瞬間でどういう場所にいて、どう思ってて、どう感じてるんだろうといったことを埋めながら演じます。どの作品でもそうなんですけど友崎くんは特にそういう作業が大事な作品じゃないかと思います。逆に日南なんかはずっと演じているわけですよ。NONAMEの時とか友崎と絡んでるときは人間味が見えてくるんですけど、普段の日南は完璧すぎてあまり人間味を感じない。良い感じの記号の集大成みたいな(笑)
    佐藤:そうなんですよね。みんなにとっての理想像。人間じゃない何かみたいな(笑)
    島﨑:本人の心からの言葉感がしないというか。水沢もそういうところあるんですけど、でも自分の中で埋めた上でこう振る舞ってるんだなとか、自分でキャラクター操作しているなとか、ここで本音出てきたなとか。普段僕が心掛けていることと、この作品に求められることは近かった気がします。

  • P:佐藤さんは水沢と接するときの友崎として意識していたことはありますか?
    佐藤:友崎は観察眼が優れているので友崎なりに水沢の一挙手一投足ずっと見てると思って演じていました。友崎の理想でもあり色々教えてもらったり、シンプルな尊敬の念があると思います。1期13話での日南との対話のシーンはすごく水沢を意識しました。それが一番届くと思ったので。あと、水沢の内面が見えたことでシンプルにもっと彼を知りたい欲が出てきていると思っていて、何を考えているんだろうどういう人間なんだろうってところで友達になっていけるだろうなと思います。

  • P:最初は水沢から向いた矢印でしたけど関わっていく内に友崎からも矢印が出ているというか……1期の最後にはバイト仲間になるくらいですからね。友情の関係値の積み上げ方を振り返って、観て感じていただきたいですね。最後に2期のみどころを聞かせてください。
    島﨑:1期を経てなので友崎と水沢の距離感も近づいてますし、1期の合宿で宣言したように友崎だけでなく水沢も生き方を変えていくところもあったりするので、1期とはまた違った距離感や見たことない水沢を見られるんじゃないかと思います。ただ、2期では水沢という強力な味方もついた友崎が成長していくってことはですよ?敵ももっと強くなるってことなんですよね。味方パーティーが成長して強くなるってことはもちろんボスも強くなるんですよ(笑)1期よりもさらに大変なことも起きそうですが友崎くんと愉快な仲間たちで乗り越えていくんじゃないかと思いますのでぜひご覧いただきたいです!
    佐藤:水沢との関係値っていうのが変わったんだなってことが2期を観ていただくとすぐわかると思いますし、またさらに変わっていくところが面白いと思います。あと2期では「お前こう見えるよ」みたいな、誰かから見た友崎っていまこう見えてるんだなってのがあるんですけど、それが一番わかりやすいのが水沢からの視点だと思います。意外と読者寄りなのは水沢になるかもしれないですね。そういった点も2期では楽しみにしてほしいです。

    島﨑:一つ言いそびれたんですけど、各話のサブタイトルが秀逸なのでぜひ注目してほしいです。ゲームとかしてる人にはもちろん、そうでない人にもわかりやすいし何より物語の内容を嚙み砕いて落とし込まれているのが本当にすごいです。
    佐藤:それで言うとWeb予告も絶対観てほしいですね。キャラ同士の掛け合いを屋久先生が書き下ろしてくれてるんですけどかなり重要な内容です。
    島﨑:日南とか予告が一番本音出てるよね(笑)
    佐藤:1期の時からそうでしたね(笑)
    島﨑:キャラクターの掘り下げドラマとしてそれだけでも楽しめるからぜひ観てもらいたいです。

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©屋久ユウキ・小学館/「弱キャラ友崎くん2」製作委員会

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