TVアニメ「弱キャラ友崎くん」公式サイト

SPECIALSPECIAL

INTERVIEWINTERVIEW

「弱キャラ友崎くん 2nd STAGE」
スペシャルインタビュー!第8弾

  • 友崎演じる佐藤元さんと2期のキーパーソンになる4名のキャラのキャストの方々にそれぞれ対談インタビューを行い、2期の物語を紐解いていくインタビュー!

    P:13話の収録を終えての感想をお願いします。
    佐藤:率直に、ほっとしました。1期の時はやりきったという気持ちが大きかったんですが、2期はほっとした、という感想でした。この2期が「弱キャラ友崎くん」にとって転換点になるとわかっていたので怖かったです。物語としては花火のいじめから始まって、それを見守る我慢強さやなんとかしてあげたいけど自分が動くことが果たして正解なのかという葛藤、みみみのことを傷つける瞬間なんかも2期にはあって。特に、風香と真正面から向き合って風香の見ている世界を変えるっていうのは本当に大変なことだと思ってました。人を変えるのって本当に大変なことだと思うので、どうすれば風香に届くのか、説得力があるように、丁寧に丁寧に考えていって、終わった後は安堵感しかなかったです。できることはやった!あとは観てくれ!って感じです(笑)
    茅野:友崎くんは会話劇が多いので楽しかったです。まだまだやりたいなと思いましたし、ほかのクラスメイトの子たちとももっと掛け合いたかったなと思ったので、これで終わっちゃうのが寂しいなという気持ちです。2期の4話で花火と話すところから友崎以外のクラスメイトと喋る機会が増えるんですが、あのシーンは風香がほんとよく人のことをみているなぁと感心しました。物語を書く人って周りの人からヒントを得て作品に投影するのがうまいっていうイメージがあるので風香も人のことをよくみていて、だからこそ友崎に対しても花火に対しても核心を突いた言葉が出てくるんだなと思いました。台本を読んでいて風香ちゃんすごいなぁ!って思っていました。

    INTERVIEW

  • P:風香と花火が近づいた場面でしたね。最終的にクリスを花火が演じるきっかけでもありました。
    佐藤:演劇でいえば10話とかでリブラやクリスやアルシアを全部茅野さんが演じられててすごいなって思いました。台本みてびっくりしましたもん。
    茅野:風香が書いた物語なので納得ではあるんですがまさかすべてを私がやるとは思ってませんでした。キャラごとで別録りしていくかな?と思っていたんですけど、そうはならずそのまま流れるように収録されてしまいました(笑)
    佐藤:マジすごかったです。あそこは何回も観てほしいです。一発で録ってますからね。
    茅野:「弱キャラ友崎くん」の中で一番喋った話数だったと思います(笑)途中で入ってくる友崎のナレーションも結構演じ方難しかったよね?
    佐藤:難しかったです。モノローグ的にいこうかな?でもナレーション寄りのモノローグのがいいかな?いやモノローグ寄りのナレーションかな?とか、技術的な調整が多くて。そのナレーションの中にもちょっとだけ含み持たせてくださいとかやりすぎてもダメなのでとか、その塩梅に苦戦しました。
    茅野:微調整がすごかったよね(笑)13話の最後のリブラのセリフだけは元くんが演じてたね。最後リブラが友崎の声ってなってるのを見た時どうだった?
    佐藤:俺かい!ってなりました(笑)でもめっちゃ嬉しかったですね。自分のためだけにあてられた台本を見て嬉しかったし、だからこそちゃんとその想いをのせたいなと思いました。あの瞬間に報われました。さんざん友崎のことバケモノだとか自己中だとか言ってますけど単純に生き方がめちゃくちゃ不器用なんです。その友崎をわかってくれる彼女ができたことは彼にとってすごく良いことなんだろうなと思います。

  • P:13話の後半、告白のシーン収録はいかがでしたか?
    茅野:あのシーンの収録は特に丁寧にやらせてもらいました。私たちがかみ合わなかったら何回もやらせていただきましたし、感情に寄り添って二人で一緒にシーンを作れたと思います。コロナになってから収録形態も変わって、より時間も限られてしまって何度も挑戦したいのにできなかったりってことが多かったんですけど、友崎くんの現場は「ここやらせてください」とかをすごく言いやすい雰囲気を作ってくださってたので、納得いくまで一緒にできたなという感じがありました。特に告白のシーンは二人の思いのぶつかり合いでした。
    佐藤:ぶつかり合いでしたね。僕は終わったあとぐったりしてました(笑)
    茅野:きっと観ていただいたファンの方たちも喜んでもらえるような出来になっていると思っています。

    INTERVIEW

  • P:佐藤さんは13話のラストはどうでしたか?
    佐藤:ある意味いままでの積み重ねの集大成だったと思います。友崎は1期で自分がしたいからするってことを決めて、2期での花火の問題によってその在り方に疑問を持って、愛とか恋とかなんだろうと考え始めて、最後に風香を選びました。その風香は自分自身の立ち位置を客観視する目線が強くて、それってどこか日南に似ている部分だと思うんですけどだからこそ、友崎だからそんな風香をこじ開けられたんだと思います。友崎は色んなスキルを手に入れましたけど最終的には友崎が本来持っている真っ直ぐさで風香と向き合えたんだろうし、向き合ったからこそ言い合いがあって、風香の思いを吐露させることもできたし、それを聞いて初めて友崎の中にある本物の思いを出せたんだろうと思います。これまでのすべてはこのシーンのためにってところはあったと思います。意地汚くても泥臭くてもいいからこの思いを言わなきゃっていう気持ちは思春期特有の強さもあると思うし、共感してもらえる部分だと思います。

  • P:最後にTVアニメ友崎くんを見てくれた皆様にメッセージをお願いします。
    茅野:2期の結末は風香にとってはすごく嬉しいラストになったになったんじゃないかなと思います。でも大事なのはここからだと思うし、まだまだ風香の色んな面が出てくるんじゃないかなと想像させる最後だったのでこれからも楽しみです。最後まで丁寧に演じさせていただいて嬉しかったですし、まだまだこのキャラクターたちと一緒にいたいなぁと思いますので引き続き応援していただいて、またぜひイベントとかでもお会いしたいです!その時は朗読劇で風香もみんなと喋りたいです(笑)
    佐藤:この作品に関しては賛否両論あっていいと思います。人生の生き方のなかの一つの答えをはっきり提示しているので。ただ一つお願いしたいのはこの子たちの考えだったり変わろうとしているところを否定してほしくないです。変わろうとしている人間はちゃんと変われると思います。1期の4話にも繋がりますが、必死に頑張ってる人を馬鹿にしないでほしいと思います。
    今回のインタビューでは2期のキーパーソンとなるキャラのキャストの方々と一人ずつお話できて、あの時そう思ってたんだとか聞けて嬉しかったんですけど、一人だけ解決してないボスがいるので……。ここはまだ中間目標ですから。どうしても日南の行動が気になるし、あんな完璧な仮面をつけてた人間が仮面を引っぺがして一人の人間を潰しにいくという明らかに人間くさい行動もしてたので、チャンスがあるなら日南とちゃんと対峙したいですね。まだまだ僕自身も未熟者ですのでもっと人生について学びたいですし、もっともっと「弱キャラ友崎くん」と関わっていきたいと思います。

    INTERVIEW

BACK
ページのトップへ

©屋久ユウキ・小学館/「弱キャラ友崎くん2」製作委員会

 LOADING...